今や雇用の形態は多岐に渡り、さまざまな働き方を選べる時代になりました。しかし、実際のところは正社員で働きたいのになかなか採用されず、やむを得ずパートや契約社員・派遣という形で働いている人は少なくはありません。
そんな正社員になりたい人達にとって、比較的大きく門戸が開かれているのが介護業界です。高齢化社会が急速に進む現在、介護業界は日常的に人手不足なため、景気に左右されずに求人募集をしています。さらに社会情勢を見ても今後需要が右肩上がりに増えて行くでしょう。
さて、そんな介護業界に転職を考えた際、具体的にどのようにしたら正社員になれるのでしょうか。
未経験者の場合、いきなり正社員として雇用されるのは難しいようです。まずは、アルバイトかパートという方法で施設で働き、経験を積みながら介護初任者研修などの資格を取得し、正社員になりたい旨を雇用者に申し立てるという方法があります。この場合は応募の際に「正社員登用」を掲げているところを選ぶと交渉がスムーズにできるのではないでしょうか。介護業界は経験と資格でキャリアアップできる業界なので、資格取得はかなり有利なポイントになります。
その他には、派遣会社の「紹介予定派遣」を利用するという方法もあります。この場合も経験と資格は大きなポイントとなるため、ステップアップに向けて頑張らなければなりません。元々雇用側が正社員雇用を視野に入れていることと、間に派遣会社が入っているので自分で交渉するよりは確実だといえるでしょう。
介護業界はまだまだ伸びが見込める業界です。特に40歳を過ぎて転職を考えており、正社員になりたいという人は、この業界を視野に入れてみることをおすすめします。もちろん、介護以外でも狙い目の職種は存在しています。キャリアチェンジを成功させたいのなら、まず正社員へ転職する方法を調べて自分に合ったやり方を検討してみると良いでしょう。